【デレマス】キャンディアイランド with 幸子

【使用タイトル】

アイドルマスター シンデレラガールズ(《ホラー大好き 小梅》選抜)

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(画・ダルニア)



 

 

〜賢者の語り〜

 クソッ!三村かな子め・・・そんなボディしやがって・・・

 それで俺に勝ったつもりか!?ふざけるなッ・・・許さんぞ・・・!!

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・・・。

 

 

 アニメのデレマス2期だが、1期で組んだユニットを越えて他のアイドルと交流することにより、シンデレラプロジェクトの面々が壁にぶつかりながらも成長していく…というストーリー展開になっている。

 WSデレマスのブースター2弾はその流れをくんだカードが収録されており、このデッキもかな子&智絵里が幸子のアドバイスを貰いながらインタビューの仕事を成功させる回を元にしたデザイナーズデッキとなる。

 ブースター初弾は正直「お話にならない」レベルだったデレマスだが、2弾では環境トップを取った『トライアドプリムス』、相手に倒されることで再び立ち上がるという原作再現が美しい『連パン卯月』、逆圧縮とソウルで理不尽なまでの詰め性能を誇る『クローネ』といった強力なデッキタイプが生み出された。

 『キャンディアイランド』はそこには及ばないものの、勝つためにどうしたいかという道筋がしっかり存在する回しがいのあるデッキとなっている。

 

 

【コンセプト】

 このデッキの詰め手段である《笑顔で前を向いて かな子》だが、登場時回復がない上に詰めの内容も相手のデッキトップを1枚盛るだけと非常に心もとない。

 そこで、3ルックを生かして《星に願いを》を引き込みつつ控え回収で準備を整えることによって、相手ターンを生き延びた上で2ターン連続でのCX連動を決めて相手をレベル4へと押し上げることを目標とした。

 

【レシピ】

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【カード解説】

・笑顔で前を向いて かな子

 《先輩として、ライバルとして》の対応。登場時の「3ルック」、CXシナジーでアタック時に「控えからキャラを1枚回収」し、「相手のデッキトップに控えのカードを1枚乗せる」という3つの効果を持つ。2面も撃てれば手札は溢れるほどに回復するので、1ターン目のシナジーで後続の《笑顔で前を向いて かな子》や《ホラー大好き 小梅》を集めて、2ターン目のシナジーに備える。

 他のレストキャラの枚数分のパンプが付くので、アタックの順番には注意。

 最終的に3面並べたいので4投。

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・星に願いを

 このデッキの1番のキーカード。

 相手のアタック時に自分のデッキトップを3枚捲り、CXが見えたら自キャラのパワーを+4000しながらダメージを完全にシャットアウトする。赤のキャラが4枚以上無いと使えないという条件がついた代わりに助太刀の付いた『らしんばん』。

 かな子でこのカードを引き込み、面とライフを守り切る事が勝ちへの道筋。

 絶対に使いたいので多めに3投。

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・笑顔で前を向いて 智絵里

 『扉』の対応2種類め。常時レベル1以下相打ちと、CXシナジーで自キャラ2枚に「このターン、リバースしたときレスト状態に戻る」を付与する効果を持つ。

 相打ち効果と併用し一方的に相手を割るというデザインなのだろうが、このデッキで真価を発揮するのはレベル3でかな子の隣に並べたとき。パワーに不安が残るかな子をシナジーでサポートする事で、赤のキャラを4枚残し《星に願いを》を撃つための条件と面を確保する。

 レベル1帯でのサブプランにもなっているため3投。

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・くつろぎタイム かな子

 《Heart Voice》対応。パワー5000の『修羅場』は信用度の高いものではないので、無理に多面を狙わなくてよい。稼いだストックで集中を使って手札を増やす。

 とは言えレベル1帯でのメインプラン。4投。

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 余談だが、《Heart Voice》に写っている江戸切子屋のオジサンは「4人目のキャンディアイランド」と呼ばれている。


 

・見つからないクローバー 智絵里

 いやらしさNo.1のカード。トリガーした《Heart Voice》をそのままコストとして払うことで相手のレベル0キャラを控え室へ送ることができる。相手からしてみると非常に厄介な1枚のはず。

 ストックを綺麗にしながら相手の妨害ができる優秀なカードなので、早い段階から後列に配置したい。3投。

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・双葉 杏

 ブースター初弾より、山札5枚以下で早出しができる回復持ち。

 これのおかげで「キャンディアイランド」という体裁を保てた。パワーも自身の効果だけで11000まで伸びる普通に優秀なカード。3投。

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・気合の入った?かな子 / 緊張しすぎ 智絵里

 『ガッツンダー』と『比例応援』。あまり使用の機会はないが、イラストが揃っていていい感じなので1投ずつ。

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・KBYD散歩 幸子

 場が4枚埋まっていると早出しできるレベル2で、互いのアタックフェイズ開始時点でストブが控室に落ちているとパワーが8500まで上がる(つまりアタックの最中にリフレッシュを挟んでもそのターンはパワーは維持される)。

レベル1帯のパワーが低すぎる事と原作再現を考えて採用した。3投。

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・小早川 紗枝

 紗枝はんはアニメ中では幸子・友紀と共に「KBYD(カワイイ僕と野球どすえ)チーム」というユニットを組んでいる。

 せっかくのパワーが高い『幸子』を守るため採用。1投。

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・島村 卯月

 パワー3500の正面移動はレベル0としては非常に信頼度が高いため、アタッカー役を一任して他の枠は全てシステムに回した。4投。

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・三村 かな子

 《笑顔で前を向いて 智絵里》のCXシナジーや後述の《希望の光 プロデューサー》は、効果の発動コストとして「スタンドしているキャラを1体レストする」事を要求しているため、集中は単レストでないといけない。

 後ろに1枚常駐させる。3投。

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・ホラー大好き 小梅

 デレマスの誇る最強カードの一角。ノーコストでCXを探しに行くと同時に山削りとしても機能する。

 2種類のCXをフル活用するこのデッキには無くてはならない存在。文句なし4投。

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・最高のチーム みく

 『収録中』に加え、自身のアタックによるダメージがキャンセルされた時にストックに飛ぶ効果を持つ。

 《小梅》のおかげで活躍の場面が多く、効果でストックに埋まってしまう可能性も高いため2投。

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・希望の光 プロデューサー

 登場時に山のCXと控室のCXを入れ替える効果を持つ。

 《小梅》で引き込みたいCXを山に戻すもよし、手札を増やしたいならトリガーを期待して『扉』を補充するもよし、残りの山が少ないなら『ストブ』を戻してトリガーして《応援智絵里》で妨害しつつCX8枚でリフレッシュするもよし。

 2種対応CXが2種類というこのデッキではかなり面白い動きができる。2投。

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・普通の女の子 卯月

 ゲームの終盤になり、《笑顔で前を向いて かな子》の対応を求めて《小梅》や《みく》を使いまわしながら山を掘っていく際、《集中かな子》だけだとデッキが回らなくなってしまう場合がある。《集中卯月》を採用することで、場に出た《小梅》や《みく》をレストコストにし更に山を掘っていくことが可能になる。

 用途がピンポイントなので1投。自身効果でパワーが3000となるのでレベル0ではアタッカーにもなる。

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【各レベル帯での動き】

・マリガン

 素直にレベル0以外を全て切る。

 

・レベル0

 レベル0卯月の遅延性能が非常に優秀なので、相手の正面に立ちはだかりながら一方的に割っていく。

 合間に小梅を挟んでストブを引き入れ、レベル1でのシナジーの準備をする。

 

・レベル1

 かな子のシナジーを撃ち手札を確保する。パワーが足りないため無理に多面は狙わなくてよい。残りは集中で補いながら、幸子も登場させて面を取っていく。

 

・レベル2

 レベル1の延長をしながらレベル3の準備をする。レベル3に上がってからかな子のシナジーを決められれば手札は回復するので、多少のディスアドは我慢しながらパンチ数だけは確保したい。

 チャンスが有れば幸子に《星に願いを》を撃って戦線を維持。

 

・レベル3

 《笑顔で前を向いて かな子》2面+《笑顔で前を向いて 智絵里》の盤面から《扉》を撃って2種のシナジーを発動させ、少なくとも《笑顔で前を向いて かな子》2面を残しつつ相手へターンを回す。

 返しの相手の攻撃は《星に願いを》で耐えつつ、次のターンも《笑顔で前を向いて かな子》で拾っておいた後続のかな子や小梅を駆使しつつ再び対応を引き込み3面シナジーを決めて詰める。

 

 

【※総評】

 熱の入った解説からも分かるように自分はデレマスPなのですが、自分の好きなキャラクターでオリジナリティのある勝ち方を持つデッキを1から組んだということで、この50枚には結構思い入れがあります。

 ちょっと環境デッキと戦うにはパワー不足って感じですが、もし初心者とやる機会とかあったらこのデッキ使いたいです。みんなもヴァイスシュヴァルツ、やろう!!