【バンドリ】マーカーおたえコントロール (《”クライブ”有咲》 選抜)

【使用タイトル】

BanG Dream!

 

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フォロワーが言ってた『質屋のデカパイ』って呼称が忘れられない

 

【コンセプト】

 数年前(蔵モカ全盛期ごろ)に大会で当たったデッキの、《”ステージ”花園たえ》《”チョココロネな時間”牛込りみ》で移動を付与するコンボが面白かったので、自分もそれをメインギミックに据えたデッキを組もうというところからスタート。


 コンセプトを重視し電源は多めに5枚採用。相方として、CXを握りやすく効果も強力な宝対応のモカを選んだ。

 

 その他についても、《チョココロネ》の移動を活かしやすい効果、圧縮に寄与する思い出関連の効果を持つカードを積極的に採用している。

 

【デッキレシピ】

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「マーカー圧縮パーミ」 |DECK LOG(デッキログ) https://decklog.bushiroad.com/view/NKT7 #デッキログ

 

 

【カード紹介】

・コンセプトカード

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 《”ステージ”花園たえ》は相手をリバースさせると控え室からキャラを1枚マーカーにすることができ、そのマーカー1枚につきパワーが1500上昇する。

 このカードを《”チョココロネな時間”牛込りみ》でサポートして要塞化させ、マーカーによる圧縮と盤面制圧を狙うのがこのデッキのメインプラン。

 デアラの《マイ・リトル・シドー》が消えたことと、チョイス登場による風の減少が追い風になっているはず・・・

 

 《ステージたえ》の登場は早ければ早いほど強いので、レベル1に上がったターンに電源で着地させることを何より優先させる。《チョココロネ》は基本的に手出しだが、レベル0で電源を捲って出せるとかなり強い。

 

 忘れがちだが、《ステージたえ》には ”自ターンのクライマックスフェイズ開始時に手札が3枚以下だと控え室に送られる” というデメリット効果がついているので注意。

 

・レベル1アタッカー周り

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  《“おそろいのシュシュ”山吹沙綾》は登場時コスト①で控え室のコスト0以下のキャラ1枚をを舞台に置くことができるという超パワーカード。

 釣り上げたキャラはターン終了時に思い出に飛ぶというデメリットがついているが、《チョココロネ》による移動枠を作れるという意味で、このデッキにとっては逆に思い出圧縮付きのメリット効果となる。

 

 ただし大抵の場合は釣り上げ先は《“3人で水遊び”上原ひまり》。そのまま電源を撃つことで、パワー+2000をどこかに振りながら手札に戻り、《ステージたえ》の着地点を作ることがができる。

 この動きはとても強力で、そのまま次の自ターンに《ひまり》をクロックに叩くことで緑色を発生させることが可能となる。 レベル1以降で手札からクロックに送るパーツでありながら、ずっと握っておく必要はなく0帯ではアタッカーとして雑に使い捨てることができる点が非常に便利。

 

 サブアタッカーとしては、優秀な追加効果を持ったLV1相討ちの《”キラキラの星空”戸山香澄》を採用。

 トップチェックと他キャラへのパワーパンプをこなしながら、自身は相討ちで枠を空けて《チョココロネ》とシナジーする等、効果すべてに無駄がない。勿論《沙綾》から釣り上げても悪くない。

 

・カラフルポッピン

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 レベル1で撃つ電源だと他に余地は無いため、電源CXには《カラフルポッピン》を4枚採用。

 《沙綾》で《”カラフルポッピン”!花園たえ》を釣り上げて電源を撃ち、着地させた《ステージたえ》をCXシナジーで起こして3面殴ってマーカーを敷き、《カラフルポッピンたえ》を思い出に飛ばして移動枠を構えるのがレベル1での最強盤面ムーブとなる。

 

 ならば何故《カラフルポッピンたえ》がピン挿しなのかと言うと、

・《沙綾》と《カラフルポッピンたえ》で既にコスト②を要求しており、手札確保のための集中なども考えるとストック的に毎回安定して行える動きではない

・《カラフルポッピンたえ》を複数枚積むと、本格的に3色のデッキとなり安定性が下がる

・前述の《ひまり》を拾う動きができなくなり、緑が発生させ辛くなる

あたりが理由で、積極的に毎回狙いに行くべきではないと思ったから。

この動きがしたいのであれば、思い切って緑を抜いて青に寄せ、《イラつくあいつ》でストックを確保するなど構築を変えた方が良いと思われる。

 

 

・レベル0アタッカー

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 《“みんなでせーの!”北沢はぐみ》は相手のCXに反応してストックへ飛ぶ相討ち、《“……も、もしもし……”白金燐子》は相手のドローフェイズにデッキトップを確認してLV1以上なら手札に戻る、いわゆる『ジョー』互換。

 確定ではないがどちらも相手ターンに盤面から消える効果を持っており、《チョココロネ》とのシナジーが見込める。

 

 《”きらきら星”香澄》は《沙綾》《チョココロネ》《カラフルポッピン》といったレベル1帯でのパーツに軒並み対応している器用なカード。《燐子》を1枚減らしてこちらに枠を割いてもいいかもしれない。

 

・アフグロセット

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 圧縮にも寄与する《“アタシ達の夕焼け”宇田川巴》《“止まらずに、前へ”美竹蘭》の絆セットは優秀だが、かと言って無理に早出しを狙う必要はない。重要なのは《絆元 巴》のアラーム効果の方で、抱え込んだ電源や捲った宝をリソースを使わず無理なく処理できる。

 

 逆に比例応援と集中を兼ね備えた《“隣にいること”青葉モカはレベル2以降の最優先事項。これが有る無いではパワーラインがかなり変わってくる。

 1枚しか入っていないため、常に場所を把握して積極的に握りに行く。

 

・早出しストックヒール

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 他キャラとの入替え移動効果を持っているため、《ステージたえ》を更に盤石な要塞にすることができる。

 レベル2以降で電源を捲った時のプライオリティは《比例応援モカ》が1番、《満月の下で 香澄&りみ》が2番。相手のパワーラインによっては《チョココロネ》を圧殺して着地させ、入替え移動で《ステージたえ》を後列に逃がすことも視野に入れる。

 

 《夕暮れ時の一コマ りみ》からチェンジで出す際には、《ステージたえ》のデメリット効果に引っかからないよう手札の枚数に気を配ること。

 

・クライブ

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 追加コスト②で山の再形成を行うことができる助太刀、いわゆる『椎名』。詰めに行くデッキではなく圧縮耐久のデッキであるためこれを選抜した。

 このデッキには早出しできるヒールが2種存在するが、どちらもリフレッシュペナルティでクロックトップに置かれたCXを控え室に返すことができないため、このカードの存在は大きい。

 《ひまり》をクロックに叩いた後のアラーム効果で回収するのは、大抵この《”クライブ”有咲》か《比例応援モカ》のどちらかになる。

 

 

・システムカード

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 手札に来た不要なCXや電源の釣上げ先を処理できるカードを選択した。

 

 

 

 

【各レベル帯の動き】

・マリガン

 電源1枚とレベル0を残して他を切る。レベル0の質が良くレベル1を切れていない場合には、レベル0も1枚切って良い(電源の裏目を消すため)。

 

・レベル0

 《燐子》《きらきら星》《ひまり》の優先度でキャラを場に出しながら、なるべく3パンを心掛ける。

 レベル1で撃つCXが電源であるためソウルが伸びず、しかも場合により電源を撃ったターンは2パンになる可能性もあるため、ここでしっかりダメージを通しておく。

 殴ってストックさえ作っておけば、《沙綾》でリソースは取り返せる。

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・レベル1

 後列に《チョココロネ》を設置。《沙綾》で《ひまり》を釣り上げ、電源を撃って《ひまり》を回収しつつ《ステージたえ》を着地させる。

 レベル0で既に《集中りみ》を出してしまっていた場合は、後列が埋まってしまっているので《ステージたえ》は前列に着地、2パンとなる。

 いずれにしてもチャンプや相討ちを使って返しに1面空けておき、《チョココロネ》効果での移動先を確保しておく。

 

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 往復で相手キャラを倒して《ステージたえ》にマーカーを貯めながら、クロックに叩いた《絆元 巴》や《ひまり》のアラーム効果でレベル2の準備を行う。回収の優先度は《比例応援モカ》《チェンジ前りみ》《クライブ》の順が基本。

 

 

・レベル2

 《集中りみ》を前に出し、代わりに《比例応援モカ》を設置。余裕がありそうであれば《ストックヒール香澄&りみ》を早出しする。

 合間に集中やシステムカードを使いながら《宝対応モカ》を回収していく。

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・レベル3

 最低限ストックを残しながら各種ヒールや《クライブ》を使って延命、期を見て《宝対応モカ》で詰めに行く。

 

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【総評】

 《ステージたえ》には特に耐性がないため、相手のピンポイントな妨害1枚でコンセプトが飛ぶことも大いにありうる(登場時に相手を一瞬思い出に飛ばす効果とか)。少し相手への依存も大きいデッキになってしまったかもしれないが、ハマるとかなり気持ちよさそう。

 

 バンドリのプールの広さは凄まじく、コンボ感の強い非デザイナーズデッキを作るには非常に楽しいタイトルだと思うので、またなにか新しいデッキを考えていきたい。