【物語】高度経済成長期

【使用タイトル】

〈物語〉シリーズ (《白くて白々しい 羽川翼》選抜)

 

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羽川が阿良々木君にフラれるシーン、かなり心にグッと来た。羽川が好きな人は絶対「いちご100%」の東城が好きだと思う。勿論俺も東城派です。

 

 

【コンセプト】

 現在の〈物語〉シリーズには、《“最後”まで笑顔 八九寺真宵》と《白くて白々しい 羽川翼》の2種選抜が制限としてかけられている。しかしながら、実際に選択されているのは前者がほとんどである(まぁ、物語自体をそもそもあまり見かけないが・・・)。

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 もちろん《ショット真宵》が強いからというのもあるが、

・電源の登場によって相対的にパワーが落ちている

・『光景』互換や内蔵キャラも環境に多く、純ストックを積むプランの安定性が下がっている

といった感じに、環境の煽りを食らって《ストブ羽川》が大きく弱体化していることも大きな理由だろう。

 そこでこのデッキは、そんな《ストブ羽川》を活躍させるべく

・アンコールを付与して場に維持できるようにする

・ストックを貯め込むのではなく、都度都度キャラやイベントのコストに還元してレベル3帯での継戦を狙う

というコンセプトで組んである。

 ストックの大量生産・大量消費を繰り返していくそのスタイルは、さながら高度経済成長期(タイトル回収)を思わせるようである。

 

 

【デッキレシピ】

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このデッキ、『高度経済成長期』なんて名前で呼んだことないわ(暴露)

 

 

【要解説カード】

・白くて白々しい 羽川翼

 このデッキの主役。宝トリガーである《望んでいたもの》とのシナジーで、控えのキャラを2枚ストックに送ることができる。

 経験5達成によりパワーが9500になるため、電源登場前は『美夏』を握っていれば割られることはほぼなかった。

 レベル置場にも置きたいカードであるため4投。使用する際の注意点は後述する。

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・仕事中の臥煙伊豆湖

 前のキャラに+500応援しながらアンコールを付与する。《ストブ羽川》の後ろに置ければ盤石。

 CXを撃った時にどこかにパワー+1000を振る効果もあり、諸々含めるとシナジー時の《ストブ羽川》のパワーは12000まで伸びる。レベル2としてはかなり信頼できる数字だろう。

 レベル2になるまでに1枚握れればいいので2投。

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・真剣な面持ち 戦場ヶ原ひたぎ / 蟹に行き遭った少女 戦場ヶ原ひたぎ

 《ストブ羽川》で得たリソースの還元先。前者の3ルックで手札を維持しつつ、後者で回復する。

 《ショット真宵》の入らないこのデッキでは《真剣な面持ち ひたぎ》は当然詰め手段でもあるし、《蟹》の焼き効果は相手に圧をかけることができる。

 レベル3帯で大量展開する上、経験達成のためにレベル置場にも送らないといけない。4枚4枚のフル投入。

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・鼻眼鏡

 初見殺しのカウンターイベント、控え室からカードを2枚選び山へと戻す。

 CXを戻すことでキャンセル率の大幅に上げ、もしキャンセルできなくても次のターンのシナジー発動を期待できる。《ストブ羽川》のお陰で複数回撃てるので3投。

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・適当な誤魔化し方 神原駿河

 登場時、「経験」持ちのキャラ1体にパワー+2000できる0以下相打ち。

レベル1の《暁》、レベル2の《ストブ羽川》、レベル3の《真剣な面持ち ひたぎ》《蟹》と各レベル帯のメインアタッカーには全て「経験」が付いている。

 《ショット真宵》型と違いこのデッキはパワーで相手と勝負していかなければいけないので2投。

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【各レベル帯の動き】

・マリガン

 レベル0以外を全て切ってOK。

 

・レベル0

 経験6は、レベル1で「赤のレベル3キャラ」or「《ストブ羽川》」、レベル2で先程置けなかった方、レベル3で「赤のレベル1キャラ」を置いて達成させる。

 赤のレベル3は8枚(最悪《鼻眼鏡》を加えて11枚)あるので心配要らないのだが、《ストブ羽川》は4枚しか無いため適当にクロックには置かないこと。もし手札で浮いていても、クロックに既に赤レベル3があるならばレベル1に上がるまでクロック2ドローのコストには使わない。

 それ以外に特に注意点はなく、通常通り中学生を使って手札を温存しつつ回していく。《オカ研》が2枚しか無いので、手札が悪ければ先行はドローゴーでも良い。

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・レベル1

 『暁』を《中学生》で使いまわしつつ山を進め、道中で《ストブ羽川》と《臥煙》をガメていく。

 レベル2に入ってすぐシナジーを撃てるよう、《暦》もうまく使いつつストックを5枚貯めるのが目標。

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・レベル2

 集めた《ストブ羽川》と《臥煙》を展開し宝シナジーを撃てるだけ撃っていく。

 注意点としては、《ストブ羽川》を出すときは《臥煙》とセットで出すこと(割られるとコンセプトが崩壊する)、CXを撃つときは《ストブ羽川》を2面以上展開してからにすること(いくら『宝』とはいえ握れる回数に限りはあるので多面シナジーしないとストックが足りない)。

 面を取り、できた余裕を使って《真剣な面持ちひたぎ》《蟹》を前者優先で集めていく。《一心同体》と《交わす約束》の経験効果が解禁になるので手札は整いやすい。

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・レベル3

 《真剣な面持ち ひたぎ》の3ルックで《蟹》や《鼻眼鏡》を引き込み、引き続き面を取りながら宝を撃っていく。

 ストック捻出のために《ストブ羽川》を最低1面は維持しておきたいが、もう次のターンに詰めに行くと決めたなら《臥煙》のアンコール付与を《真剣な面持ち ひたぎ》に移して良い。

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※【総評】

 弱体化したとは言っても相対的な話であって、対処法を持たない相手には相当な理不尽を押し付けることができるデッキです。

 ストックがバンバン積めるので真宵選抜では味わえないダイナミックなゲームができて楽しい。でももう制限解除していいんじゃない?それか電源をくれ。