【グリザイア】 ブラクラリンク
【使用タイトル】
グリザイアの果実(Vol.2追加後)
【コンセプト】
グリザイアVol.2の目玉と言えば、貼ったり捲ったりしたCXを別のCXへ書き換える「リンク」効果だが、効果の発動のための制約、色条件、対象のCXの偏り(扉1種、電源2種、門1種、宝1種、袋1種)から、実際には電源メインの赤t青くらいしか見かけるデッキがない。
今回はリンクの可能性を探るべく、安定よりギミックを重視したリンクデッキを考えてみた。
【デッキレシピ】
デッキ名 「②トレジャーリンク」 |DECK LOG(デッキログ)
https://decklog.bushiroad.com/view/F304
【ギミック紹介】
・ギミックその1:リンクによる宝シナジーの連打
まず、そもそもリンクというシステムがどのようなものかを説明する。
発動の条件は上記の2種のカードを両方思い出に飛ばすことで、得られる効果は下記の2つ。
[効果①]
自分が「ブランエールの種」テキストを持ったCXを発動したとき、控え室に2種類以上CXが落ちていたら、コスト①を支払うことで、別の「ブランエールの種」テキストを持ったCXの名称を追加することが出来る。
[効果②]
自分がCXをトリガーしたとき、コスト①手札①を支払うことで、控え室にある別の「ブランエールの種」テキストのCXをデッキトップに置き、再度トリガーチェックを行う。
[効果①]を使えば、異なるCXシナジーを複数同時に発動できるし、[効果②]を使えば、その時々に合ったトリガー効果を適用できるということになる。
今回着目したのは[効果②]。トリガーしたCXを宝に書き換えることで、ただでさえ高い宝シナジーの再現性を更に上昇させ、しかも書き換え元のCXが扉だった場合には対応のキャラも回収できるのでは?と思いついた。
そこで、レベル1のCXシナジーアタッカーには《薄暮の誓い 蒔菜》を起用。
扉で蒔菜を、リンクで宝を手札に加えながら、リバース要求のないシナジーを連打して打点と手札を確保していくことを道中のメインプランとした。
・ギミックその2:幸によるイベントサーチ・連打
相方は扉…ということであれば、レベル3の詰めは扉シナジーで、なおかつブランエールの種テキストを持った扉がいいだろう。
しかしながら見てわかるように扉シナジーは上記の通り。回復・ソウル減のテキストを持っていながらコストとして手札①を要求しており、多面・持続が難しい効果となっている。
CX4枚を割くには微妙だと感じたため、レベル3では別のプランを用意することにした。
それが《楽園を目指す少女 幸》による《ブラクラ》のサーチと連打である。
《幸》は登場時に手札を1枚ストックに置いて山からイベントをサーチできる。コストを確保しながら手札を減らさずイベントを持ってこれるこのカードで面白いことが出来ないかと探した結果、たどり着いたのが《ブラクラ》。
《ブラクラ》は相手をリバースさせたときに1点バーンを与える効果を自キャラに付与するイベント。《幸》はイベントを使ったターンにレベル3相討ちの効果を得るため、《ブラクラ》とも噛み合っている。
《蒔菜》のCXシナジーはイベントでも手札に加えられるため、道中と《幸》の効果で《ブラクラ》を集めて、細かいバーンダメージを重ねて与えることを詰め手段とした。
こうなってくると《ブラクラ》の追加効果も狙ってみたい。扉シナジーを無理して採用する意味もなくなったため、『控え室に異なるCXが4種』を達成できるよう、扉は複数種を散らして採用した。
「リンク効果を使う上で問題になるのでは?」と思われるかもしれないが、実はリンクの[効果②]は書き換え先にはブランエールの種テキストの制約があるが、書き換え元に制約はない。
どうせリンク効果で拾えるので宝は3枚に抑え、扉はめいいっぱい1枚x3種採用、残った2枚はリンクを考えブランエールの種テキストを持った門と袋で埋めた。
【その他カード紹介】
・《楽園を目指す少女 天音》
リンク[効果①]使用前提だが、レベル3のCXシナジーによる詰め要員。登場時の3ルックによってイベントを探しに行きながら山を削って控え室を肥やせるのが優秀。
シナジーもストックが要らないため、《ブラクラ》でストックを使いきっても発動できる点が助かる。
・オカ研と集中
道中の宝シナジー連打を補助するため、控え回収のオカ研と控え集中を採用している。どちらも緑なのが相性よし。
・《手がかりを求め 由美子》
ヒットしたら山を5枚だけ残して残りを全て控え室に送る集中。《ブラクラ》の補助として入れているが、登場①、発動①とそれなりに重たいコストを要求される。
ストックも手札も余るデッキではないため実用性があるわけではないが、それを言い出したらそもそもデッキコンセプト自体が実用性が無いため、華やかさと賑やかしに採用。
もっと強さを求めるなら、ワンチャンCXシナジーも狙える《楽園を目指す少女 みちる》《楽園を目指す少女 一姫》や、Xルック持ちの《イルカと水着 蒔菜》あたりが候補か。
【総評】
CX5種採用という無茶をしているためネタっぽく見えるが、トリガーしたCXをリンクで宝に書き換えるというプラン自体は、ストックを綺麗に積んでいくという意味でも悪くないはず。
扉のほか、手札とストックの選択ができるチョイスなども相性がいいかもしれない。リンクにはまだまだ考察の余地があるはずなので、また面白そうなギミックを思いついたら組んでみる予定。
【サマポケ】 デッキ採掘宝チョイス
【使用タイトル】
Summer Pockets(Reflection Blue追加後)
【コンセプト】
カードショップ適当に買ったパックから《”夏の思い出” 識》が出てきたため、それを採用したデッキを組もうというところからスタート。
レベル3までの道中には安定と継戦能力を重視して、《宝対応鴎》&《蔵で見つけた写真》周りのギミックを採用しデッキを作成。
実戦で使用したところかなり安定性はあったが詰めの殺意に欠けていたため、レベル0の枚数を減らしてドラを増やし、《武蔵》や《静久》ギミックを搭載して完成とした。
【デッキレシピ】
デッキ名 「宝チョイス改」 |DECK LOG(デッキログ)
https://decklog.bushiroad.com/view/9HV7 #デッキログ #WS
【カード紹介】
・コンセプトカード
《夏の思い出 ”識”》のCXシナジーは、アタック時にコスト①を支払うことで自身のバトルダメージを1点刻みで与えることができるという効果。多少のCXであれば貫通しながら打点を与えられるような非常に高い決定力を持つ。
コストが軽いことに加え登場時にXルックも持っているため、自身で対応を探しに行くこともできる優秀な詰めカード。しかしながらその代償として「素のソウルが1しかない」「アタック宣言時のソウルが4以上だと効果が発動できない」というデメリットを背負っている。
そのデメリットを他のカードでカバーしながら詰め切るのがこのデッキのゴール。
《”鬼の仲間入り” 識》は《”夏の思い出” 識》のデザイナーズのサポートカード。レベル応援に加え、CXフェイズの始めに《”夏の思い出” 識》を2枚まで指定してソウルを1上昇させるという効果を持つ。
このカードとCXを合わせて、縛りの中の最高打点である1x3を2面まで作ることが可能となる。この2面と、状況に合わせて+1枚の サブプランカードを出して3-0以降から相手を詰めに向かう。
・レベル3サブアタッカー
《”ひまわり畑” しろは》はCX1枚を控え室に残して相手の山を再形成する逆圧縮。「登場時に”夏の思い出”ネームが居ないと発動できない」「登場時に追加②コスト」という卒倒しそうな発動条件を持っている。早出し回復持ってるからってコスト重すぎない?
とは言え他のカードではこなせない役割を持っているため採用。
《”夏の思い出” しろは》はいわゆる『武蔵』。シナジー無しで詰めを行えるこのカードにより、最悪CXを引き込めなかったといった場面でも対応できる。
・早出しストックヒール
レベル2で出せる最高打点。
そこまでストックに余裕がないデッキでもないし、ただヒールしたいだけであれば《逆圧縮しろは》でも可能なので、枚数はピン挿しに留めている。
・うまぶりカード
裏コンセプト。
普通に使うとどうしようもない効果だが、《夏の思い出 ”識”》のサポートに使うとワンチャン1x2点を生み出すことが出来るカードに化ける。
《夏の思い出 ”識”》は発動条件にソウル3以下という縛りこそあれ、一度発動した後ならトリガーチェックでソウルが4以上になっても効果がキャンセルされることはない。
最終局面、Xルックや集中を使って山を掘り進め、山が極限まで薄くなったところで登場させてソウルアイコン持ちを山に戻し、《レベル3 識》の1点刻みのダメージを増やしに行くのがこのカードの役割。
自身のソウルも効果で2になるため、効果使用後の《逆圧縮しろは》を圧殺しながら登場させてそのまま山に戻すといったプレイングもあり。
・レベル1 宝対応周り
《レベル3 識》による詰めは効果の性質上ロングシュートには不向きなため、レベル3までの道中でダメージレースに負けていると逆転が難しい。
そのため、継続的にCXを張り続けてクロックで優位に立てる宝を選択した。
《”いつも見ていた夢” 鴎》のCXシナジーは、アタック時にデッキトップを2枚捲り、うち1枚を相手に選ばせて手札に加えるという効果(CXは選べない)。
自分でカードを選べないという弱みはあるが、CXなしで6500とパワーも高い。またシナジーでは相手のリバースの有無に関わらず手札は増えるため、助太刀を恐れず積極的に相手を踏みに行くようなアタックを仕掛けることが出来る。
またこのデッキは、CXシナジーを最大限に生かすためレベル0アタッカーや2枚目以降が不要なシステムカードを可能な限り減らして「捲れた2枚がどちらも強い」ような構築を目指している。
その分レベル0帯は貧弱なため、《”働き者のメイドさん” 鴎》を使ってクロックを加速させながら駆け抜けて、同時に対応をかき集める。
・《蔵で見つけた写真》周り
《蔵で見つけた写真》はクロックのキャラを回収するイベントだが、ハンド絆元の《”私にはできなかった事” ツムギ》がクロックと控え室のカードを入れ替える効果を持っているため、実質の回収範囲は控え・クロック全体となる。
そのほか枚数が少ない黄色を発生させにいったり、不要なハンドを処理したりと役割の多いパワーカードである。
1帯のサブアタッカーとして、《蔵》が思い出に飛んでいると相手をリバースさせたときにストブができる《”二人でつくる歌詞” 紬》を採用した。
・《たどり着いた手紙》
手札1枚をストック1~2枚に変換するカード。
8宝とは違い、引いたそばから即撃ちして強いようなカードではない。トップを確認した上で綺麗なストックを作ったり、山を削りにいったりという明確な目的を持って発動させる。
もしCXが捲れてストックに飛んだ場合には、コストを使って極力山に戻すようにする(レベル3の詰めの場面で山削りや逆圧縮のコスト生成に使うことがあるため)。
・集中
2レスト控え集中。
メインフェイズ始めに山のトップを操作する効果が非常に強力で、そのカードによって《蔵で見つけた写真》でクロックに送り込むか、《たどりついた手紙》でストックに埋めるか、CXを残してトリガー/集中をヒットさせるか、控えに送るか…と最適な択を選ぶことが出来る。
同タイトルに『登場時にトップ操作ができる単レスト控え集中(赤色)』があるが、体感としてレストコストに困ることはなく、毎ターンのトップチェックに圧倒的に軍配が上がるためこちらを採用。
・レベル0相討ち
レベル0で相手を割ることが出来る唯一のカード(相討ちだけど)。
登場時のトップチェックを目当てにして採用。そのほか《蔵の絆元》でクロックに埋めて黄色を発生させる要員にもなる。
・ピン挿しのシステムカード
登場時トップチェック、《収録中》、《朝礼》。
《メイド鴎》のサーチ対象が”海賊”特徴なので、そこに幅を持たせるために1枚ずつ採用している。
【各レベル帯の動き】
・マリガン
移動や高パワーのアタッカーを採用していないこのデッキの0帯において、手札を維持する手段は《メイド鴎》のみ。初手にない場合は可能な限りマリガンで手札を入れ替える。
キープするカードの目安は《メイド鴎》/《相討ち》は引いた分だけ、《集中》/宝は2枚まで、《蔵 絆元》は1枚まで、あとはピン挿しのシステムカード。他はすべて切っていい。
・レベル0
《メイド鴎》で同名サーチを繰り返して、レベル1に上がったタイミングでサーチ先を《宝対応の鴎》に切り替える。
レベル1に上がったターンに《蔵》から入ることも考えて、《相討ち》や要らないレベル0を使って1回殴り、ストックを最低1枚は貯めておく。
《集中》のトップ操作は使う回数が多いほど強いので、引いたら最速で場に出しておく。
・レベル1
《メイド鴎》で集めた《宝対応の鴎》で可能な限り殴る…と言いたいところだが、いくつかポイントがある。
まず、レベル1に上がったターンは無理して宝を撃つ必要はない。CX込みで《宝対応の鴎》のパワーは7500あるのに対し、《ストブ紬》のパワーは《蔵》込みでも5500しかない。
レベル0帯ではパワーで負け続けた分、相手の場には踏みやすい低パワーのレベル0が残っているはずなので、リバース要求のある《ストブ紬》を優先して登場させたほうが良い。《宝対応》は相手の高パワーのレベル1が出たターンからでも遅くない。
山を2枚しか削れない《宝対応鴎》ではリフレッシュの速度にそこまで影響は大きくないため、雑に並べてシナジーを撃つのではなく、しっかりと相手を踏むために使う。
また、好きなカードを回収できる《蔵》は確かに便利だが、レベル1帯で使い過ぎないようにして、多くても2枚に留める。
レベル2帯に入ってから詰めのための足りない必要パーツを集めたいというのもあるが、《蔵》が思い出に飛んで枚数が減るごとに《絆元》のパワーが下がる(ハンド交換の効果が腐る)というのも理由の1つ。
・レベル2
盤面としてはレベル1の延長で、宝対応を撃ちながらダメージレースをトントン以上で進めていく。ストックやハンドに余裕があればヒールを早出ししてもいいが、レベル3でのリソースを喰ってまでやる必要はない。
それと同時に《蔵》や集中を使ってレベル3の準備をする。目標は詰めの最低条件である《レベル3 識》x2枚と《レベル応援 識》x1枚。
また《たどりついた手紙》はリフレッシュ前に使用して山に戻し、《レベル3識》で引き込める確率を上げておく。
・レベル3
このデッキの本番。相手の控え室の状態を見て《逆圧縮》《武蔵》のどちらを添えるかを決めて、《レベル3識》と《蔵》で必要パーツを揃えていく。
それと同時に、各カードの削り枚数を意識しながらデッキを可能な限り薄くしていく。
《レベル3識》:X枚
《たどりついた手紙》:4枚
《集中》:4枚
《蔵》:1枚
目標は山を残り1枚まで削ってからの《静久》によるドラ盛り。成功すれば『1x4 + 1x3 + 武蔵』もしくは『逆圧縮→ 1x4 + 1x3 + 3』までが確定する。
【総評】
このデッキにおける詰めカードの 《”夏の思い出” 識》が、「3面並べて3面シナジーが最善だが、ストック/手札コストを用意するのが困難」というカードではなく、状況に合わせて最適な盤面を作り出さなければいけないというところが面白い。
道中は宝と《蔵》で安定した立ち回りができるし、オリジナリティも織り交ぜながら気持ちのいい詰めが行える良いデッキに仕上がったと思う。
【バンドリ】マーカーおたえコントロール (《”クライブ”有咲》 選抜)
【使用タイトル】
【コンセプト】
数年前(蔵モカ全盛期ごろ)に大会で当たったデッキの、《”ステージ”花園たえ》に《”チョココロネな時間”牛込りみ》で移動を付与するコンボが面白かったので、自分もそれをメインギミックに据えたデッキを組もうというところからスタート。
コンセプトを重視し電源は多めに5枚採用。相方として、CXを握りやすく効果も強力な宝対応のモカを選んだ。
その他についても、《チョココロネ》の移動を活かしやすい効果、圧縮に寄与する思い出関連の効果を持つカードを積極的に採用している。
【デッキレシピ】
「マーカー圧縮パーミ」 |DECK LOG(デッキログ) https://decklog.bushiroad.com/view/NKT7 #デッキログ
【カード紹介】
・コンセプトカード
《”ステージ”花園たえ》は相手をリバースさせると控え室からキャラを1枚マーカーにすることができ、そのマーカー1枚につきパワーが1500上昇する。
このカードを《”チョココロネな時間”牛込りみ》でサポートして要塞化させ、マーカーによる圧縮と盤面制圧を狙うのがこのデッキのメインプラン。
デアラの《マイ・リトル・シドー》が消えたことと、チョイス登場による風の減少が追い風になっているはず・・・
《ステージたえ》の登場は早ければ早いほど強いので、レベル1に上がったターンに電源で着地させることを何より優先させる。《チョココロネ》は基本的に手出しだが、レベル0で電源を捲って出せるとかなり強い。
忘れがちだが、《ステージたえ》には ”自ターンのクライマックスフェイズ開始時に手札が3枚以下だと控え室に送られる” というデメリット効果がついているので注意。
・レベル1アタッカー周り
《“おそろいのシュシュ”山吹沙綾》は登場時コスト①で控え室のコスト0以下のキャラ1枚をを舞台に置くことができるという超パワーカード。
釣り上げたキャラはターン終了時に思い出に飛ぶというデメリットがついているが、《チョココロネ》による移動枠を作れるという意味で、このデッキにとっては逆に思い出圧縮付きのメリット効果となる。
ただし大抵の場合は釣り上げ先は《“3人で水遊び”上原ひまり》。そのまま電源を撃つことで、パワー+2000をどこかに振りながら手札に戻り、《ステージたえ》の着地点を作ることがができる。
この動きはとても強力で、そのまま次の自ターンに《ひまり》をクロックに叩くことで緑色を発生させることが可能となる。 レベル1以降で手札からクロックに送るパーツでありながら、ずっと握っておく必要はなく0帯ではアタッカーとして雑に使い捨てることができる点が非常に便利。
サブアタッカーとしては、優秀な追加効果を持ったLV1相討ちの《”キラキラの星空”戸山香澄》を採用。
トップチェックと他キャラへのパワーパンプをこなしながら、自身は相討ちで枠を空けて《チョココロネ》とシナジーする等、効果すべてに無駄がない。勿論《沙綾》から釣り上げても悪くない。
・カラフルポッピン
レベル1で撃つ電源だと他に余地は無いため、電源CXには《カラフルポッピン》を4枚採用。
《沙綾》で《”カラフルポッピン”!花園たえ》を釣り上げて電源を撃ち、着地させた《ステージたえ》をCXシナジーで起こして3面殴ってマーカーを敷き、《カラフルポッピンたえ》を思い出に飛ばして移動枠を構えるのがレベル1での最強盤面ムーブとなる。
ならば何故《カラフルポッピンたえ》がピン挿しなのかと言うと、
・《沙綾》と《カラフルポッピンたえ》で既にコスト②を要求しており、手札確保のための集中なども考えるとストック的に毎回安定して行える動きではない
・《カラフルポッピンたえ》を複数枚積むと、本格的に3色のデッキとなり安定性が下がる
・前述の《ひまり》を拾う動きができなくなり、緑が発生させ辛くなる
あたりが理由で、積極的に毎回狙いに行くべきではないと思ったから。
この動きがしたいのであれば、思い切って緑を抜いて青に寄せ、《イラつくあいつ》でストックを確保するなど構築を変えた方が良いと思われる。
・レベル0アタッカー
《“みんなでせーの!”北沢はぐみ》は相手のCXに反応してストックへ飛ぶ相討ち、《“……も、もしもし……”白金燐子》は相手のドローフェイズにデッキトップを確認してLV1以上なら手札に戻る、いわゆる『ジョー』互換。
確定ではないがどちらも相手ターンに盤面から消える効果を持っており、《チョココロネ》とのシナジーが見込める。
《”きらきら星”香澄》は《沙綾》《チョココロネ》《カラフルポッピン》といったレベル1帯でのパーツに軒並み対応している器用なカード。《燐子》を1枚減らしてこちらに枠を割いてもいいかもしれない。
・アフグロセット
圧縮にも寄与する《“アタシ達の夕焼け”宇田川巴》と《“止まらずに、前へ”美竹蘭》の絆セットは優秀だが、かと言って無理に早出しを狙う必要はない。重要なのは《絆元 巴》のアラーム効果の方で、抱え込んだ電源や捲った宝をリソースを使わず無理なく処理できる。
逆に比例応援と集中を兼ね備えた《“隣にいること”青葉モカ》はレベル2以降の最優先事項。これが有る無いではパワーラインがかなり変わってくる。
1枚しか入っていないため、常に場所を把握して積極的に握りに行く。
・早出しストックヒール
他キャラとの入替え移動効果を持っているため、《ステージたえ》を更に盤石な要塞にすることができる。
レベル2以降で電源を捲った時のプライオリティは《比例応援モカ》が1番、《満月の下で 香澄&りみ》が2番。相手のパワーラインによっては《チョココロネ》を圧殺して着地させ、入替え移動で《ステージたえ》を後列に逃がすことも視野に入れる。
《夕暮れ時の一コマ りみ》からチェンジで出す際には、《ステージたえ》のデメリット効果に引っかからないよう手札の枚数に気を配ること。
・クライブ
追加コスト②で山の再形成を行うことができる助太刀、いわゆる『椎名』。詰めに行くデッキではなく圧縮耐久のデッキであるためこれを選抜した。
このデッキには早出しできるヒールが2種存在するが、どちらもリフレッシュペナルティでクロックトップに置かれたCXを控え室に返すことができないため、このカードの存在は大きい。
《ひまり》をクロックに叩いた後のアラーム効果で回収するのは、大抵この《”クライブ”有咲》か《比例応援モカ》のどちらかになる。
・システムカード
手札に来た不要なCXや電源の釣上げ先を処理できるカードを選択した。
【各レベル帯の動き】
・マリガン
電源1枚とレベル0を残して他を切る。レベル0の質が良くレベル1を切れていない場合には、レベル0も1枚切って良い(電源の裏目を消すため)。
・レベル0
《燐子》《きらきら星》《ひまり》の優先度でキャラを場に出しながら、なるべく3パンを心掛ける。
レベル1で撃つCXが電源であるためソウルが伸びず、しかも場合により電源を撃ったターンは2パンになる可能性もあるため、ここでしっかりダメージを通しておく。
殴ってストックさえ作っておけば、《沙綾》でリソースは取り返せる。
・レベル1
後列に《チョココロネ》を設置。《沙綾》で《ひまり》を釣り上げ、電源を撃って《ひまり》を回収しつつ《ステージたえ》を着地させる。
レベル0で既に《集中りみ》を出してしまっていた場合は、後列が埋まってしまっているので《ステージたえ》は前列に着地、2パンとなる。
いずれにしてもチャンプや相討ちを使って返しに1面空けておき、《チョココロネ》効果での移動先を確保しておく。
往復で相手キャラを倒して《ステージたえ》にマーカーを貯めながら、クロックに叩いた《絆元 巴》や《ひまり》のアラーム効果でレベル2の準備を行う。回収の優先度は《比例応援モカ》《チェンジ前りみ》《クライブ》の順が基本。
・レベル2
《集中りみ》を前に出し、代わりに《比例応援モカ》を設置。余裕がありそうであれば《ストックヒール香澄&りみ》を早出しする。
合間に集中やシステムカードを使いながら《宝対応モカ》を回収していく。
・レベル3
最低限ストックを残しながら各種ヒールや《クライブ》を使って延命、期を見て《宝対応モカ》で詰めに行く。
【総評】
《ステージたえ》には特に耐性がないため、相手のピンポイントな妨害1枚でコンセプトが飛ぶことも大いにありうる(登場時に相手を一瞬思い出に飛ばす効果とか)。少し相手への依存も大きいデッキになってしまったかもしれないが、ハマるとかなり気持ちよさそう。
バンドリのプールの広さは凄まじく、コンボ感の強い非デザイナーズデッキを作るには非常に楽しいタイトルだと思うので、またなにか新しいデッキを考えていきたい。
【グリザイア】ドラドラストブループ(草案)
【使用タイトル】
【コンセプト】
対応のCXを控室から直接発動できるという固有効果を持った《穏やかな日々の中で 一姫》《穏やかな日々の中で 天音》を主軸に据えたデッキを作りたいというところから構築をスタート。
得られるであろう大量のストックを手札に還元するギミックとして赤のシステムカード群を採用。
相方は、CXを撃つ回数を稼げて且つ詰めとしても優秀な《Je vous suis attaché 由美子 》(読めない)と門のセットにお願いした。
デッキ自体の使用回数が少なく、各カードの枚数のバランスなど練り切れていないため、アップデートの余地ありの意味を込めて草案としている。
【デッキレシピ】
デッキ名 「ストブループグリザイア」 |DECK LOG(デッキログ)https://decklog.bushiroad.com/view/GXBJ
【カード解説】
・レベル0帯
左から『一刀両断』、控え回収の『オカ研』、思い出に飛ぶ『中学生』。
この3枚を使いながら手札を減らさずターンを回し、レベル1の準備をする。
・レベル1帯
このデッキの主役のCXシナジーセット。
《穏やかな日々の中で 天音》は③コストで対応CXの《縋る願い》を控え室から直接発動する効果、《穏やかな日々の中で 一姫》はCXシナジーで自身のアタックによるダメージがキャンセルされた場合に控え室から 2枚ストブする効果を持つ。
CXを撃った時点でソウルが最低3にはなっているので、極論を言えば2回キャンセルされても打点はトントンとなる。このシナジーを可能な限り撃ち続けるのがこのデッキの目的。
《天音》のゼロからCXを生成する効果は非常に強力だが、やはり③コストが重い。引いたり門で拾ったCXを大切に持って手から使うのが基本になる。
CXシナジーで得たストックを手札に変換するシステムカード2枚。
《クラス委員長 幸》の効果で《穏やかな日々の中で 一姫》を回収して使いまわし、CXを撃ち続ける。レストコストを《永遠に続く罰 天音》で補って1つ目の効果を使えば無駄もない。
このカードで回収することを考えて、相手ターンで山が無くなりそうなときには《一姫》のストブの際に欲しいカードを埋めておくというプレイングもあり。
天音は自身の効果で場から消えることができるため、途中で出したいカードを引いた時にも邪魔にならず、逆に消えるタイミングを図ることで《一姫》のパワー上昇にも貢献できる。
オバスぺの『朝礼』。手札の不要カードを切り、山から狙ったカードを引っ張ってきて、かつ相手を殴れるという緑に許された特権カード。
・レベル2帯
やることは特に変わらず、隙あらばソウル+2を張り続ける。《斜陽差す放課 幸》を1枚握れていれば手札の質はそこまで整えておく必要はなく、手札・ストックの枚数さえ稼いでおけばよい。
厄介なレベル3早出しには《最悪の結末 蒔菜》で対応する。また、手札から『オカ研』を切ることで発動できる『椎名』があるので、クロック2ドローや『朝礼』のコストにするカードには注意する。
・レベル3帯
《斜陽差す放課 幸》は登場時に手札コスト1でデッキからイベントを引っ張ってくることができる。これで《セミ姉妹》をサーチして《門対応由美子》を拾い上げることで、1枚から一気に詰めまでの準備を行うことができる。
一見コストが重いように見える動きだが、相方が大量にストックを積めるCXシナジーであること、《門対応由美子》自身も登場に実質1ストックしか要さないことが非常に噛み合っている。
《クラス委員長 幸》《永遠に続く罰 天音》と合わせてお気に入りのギミック。
選択肢として《振り向けば幸がいる》もピン挿ししているが、ほぼ使うことはないと思っている。相手に迷いを与えられればそれで良いくらい。
言わずと知れた門対応。1点バーンもしくは『光景』を選んで発動できる優秀な詰め手段。デアラを見た後だとそこまで強いカードに見えなくなってきた
色の発生手段に乏しく、まともに置けるカードが思い出に飛ぶ『中学生』しかないので可能な限り優先してレベル置き場に送る。この辺りが要調整か・・・
・その他
『収録中』、2枚トップチェック&CX入れ替え、3ルック。色のバランスを考えて、システムカードは緑を避けて採用した。
【総括】
ソウル+2&門というCX、シナジーのストブが確定でないなど、正直なところ振れ幅が凄まじく安定は見込めないデッキ。
ただ、貯めたストックと手札をグルグルしていく動きはソリティアっぽくて結構気に入っているので、今後回していく中で発見があれば都度アップデートをしていきたい。
番外編【物語】ひたぎスーサイド #WSでワンチャレ
【1ターンリフレッシュチャレンジについて】
この公式動画を見るのが一番わかり易いと思うんですが、要するに1ターンでデッキを掘り尽くす1人用のソリティアゲームです。
初めにストックを好きな枚数積むことができるというのがポイントで、動画中で松井五段もおっしゃってる通り、「ソリティア前提でタイトルを決める」のではなく「好きなタイトルで最適解を探していく」という遊び方ができるゲームなのかなと思います。
せっかくなので自分も一番のお気に入りタイトルである〈物語〉ならどんなデッキがいいか考えてみました。
【デッキレシピ】
ストック4枚スタート想定
※以下常体
【コンセプト】
このゲームでは基本的にレベル0のシステムカードを駆使して山を掘っていくのだが、それに適したカードのない〈物語〉では正攻法でのクリアは厳しい。
ということで、物語で最も優秀な山掘りカード【未来のためにできること 戦場ヶ原ひたぎ】を使用すべく、赤色経験2を達成しながら自身のレベルを1に上げられるよう、クロックを加速させるカードを最大限に詰め込んだデッキを作成した。
【各カード説明】
※特記がない限り全て4投
・未来の為に出来ること 戦場ヶ原ひたぎ
登場時に手札を1枚切り、デッキを4枚捲って怪異特徴を1枚手札に加え残りを控え室に置く。通称『暁』と呼ばれる効果持ち。
ストックも手札も減らさないのでパフォーマンス最高。
絆セット。《絆元羽川》は登場時にデッキトップをクロックに置くことで《絆先ひたぎ》を控え室から回収でき、更にその《絆先ひたぎ》は赤のレベル2である。
クロックの加速と経験達成を同時にサポートできる、まさにコンセプト通りのカード。
・マニアックな子 千石撫子
登場時にデッキトップをクロックに置くことで控え室とレベル置場のカードを入れ替える。こちらもクロック加速と経験補助ができる有能カード。
デッキを掘ったり手札を増やしたりする効果ではないため、なるべく登場回数は抑え、基本的にはクロック6のときに1回だけ出してレベルアップしつつ控え室の《絆先ひたぎ》をレベル置場に…という使い方をする。
・総合的な幸せ 八九寺真宵
クロックを加速させつつ好きなカードをサーチできる『オカ研』効果。入れないはずがない。
・軽蔑の眼差し 忍野忍
登場時にデッキトップを公開し、レベル0以下のキャラだった場合は自身がストックに飛ぶ。
『オカ研』や『集中』の多用によってストックは間違いなく足りなくなるので、後からストックを増やせるこのカードは超重要。デッキトップを確認できる効果も『オカ研』『コンソール』などと相性がいい。できれば1ゲーム中3回以上プレイしたい。
デッキトップを確認し、「怪異」特徴だった場合は手札に加えてその後手札を1枚選んで捨てる。通称『コンソール』効果持ち。
《軽蔑の眼差し》で見えたカードが欲しかった場合に手札に引き込む、拾った《絆先ひたぎ》を捨て直す等、デッキを回す上での潤滑剤となる。
単なる1ドロー1ディスとしてではなく、必ず明確な目的を持って登場させたい。
・真剣な面持ち 阿良々木暦
登場時にデッキの上から3枚を控え室に落とす。枚数で言えば『暁』に次いで2番めのボリュームだが、手札の入れ替えが無いため有用性は低め。山を削り切るときのフィニッシャーとして使うことが多い。
・さまよい続ける少女 八九寺真宵
2枚レスト山集中。別に新弾のひたぎでも良かったのだが、真宵が家に8枚くらい余ってたのでこちらにした(キャラ単を組んでいた名残)。
・過去との決別 戦場ヶ原ひたぎ
立ち集中。手札は増えないが、レストコストが要らない点と《絆先ひたぎ》を処理できる点が役に立つこともある。とはいえ大抵の場合は《真宵集中》の下位互換なので3枚。
・休日の戦場ヶ原ひたぎ
登場時にデッキの1番上を落として、「怪異」特徴でない場合は手札を1枚選んで捨てる。
山掘り且つ《絆先ひたぎ》の処理方法でもあるが、削る枚数は少なく、デッキトップがCXの場合は集中に使ったほうが遥かに強いので3枚のみ。
【回し方】
最重要カードは《軽蔑の眼差し》、『オカ研』、『集中』、次点で『コンソール』。あとは全てマリガンで切って良い。
《軽蔑の眼差し》でストブしながらトップを確認、要らないカードなら『オカ研』か『絆元』でクロックに送り込み、欲しいカードなら『コンソール』で引き込む。CXが見えたら集中を挟みつつ山を削っていく。
ストックさえあれば集中でワンチャンを作れるので、《軽蔑の眼差し》は何より重要。できれば4枚全て使い切りたい。減った分の手札は拾った《絆先ひたぎ》を《コンソール》で切ることで擬似的に回復可能。
レベル1に上がるためには初めのクロック2ドローを除けば残り6クロック必要。配分は『オカ研』3、『絆元』2、『撫子』1が基本。レベル1にさえ上がれればほぼクリアできる。
【回してみた結果】
試行回数:40回
うち成功……12回(30%)
全然ダメじゃねーか!!!
なんか他にいい案あったら教えてください。
【物語】高度経済成長期
【使用タイトル】
【コンセプト】
現在の〈物語〉シリーズには、《“最後”まで笑顔 八九寺真宵》と《白くて白々しい 羽川翼》の2種選抜が制限としてかけられている。しかしながら、実際に選択されているのは前者がほとんどである(まぁ、物語自体をそもそもあまり見かけないが・・・)。
もちろん《ショット真宵》が強いからというのもあるが、
・電源の登場によって相対的にパワーが落ちている
・『光景』互換や内蔵キャラも環境に多く、純ストックを積むプランの安定性が下がっている
といった感じに、環境の煽りを食らって《ストブ羽川》が大きく弱体化していることも大きな理由だろう。
そこでこのデッキは、そんな《ストブ羽川》を活躍させるべく
・アンコールを付与して場に維持できるようにする
・ストックを貯め込むのではなく、都度都度キャラやイベントのコストに還元してレベル3帯での継戦を狙う
というコンセプトで組んである。
ストックの大量生産・大量消費を繰り返していくそのスタイルは、さながら高度経済成長期(タイトル回収)を思わせるようである。
【デッキレシピ】
【要解説カード】
・白くて白々しい 羽川翼
このデッキの主役。宝トリガーである《望んでいたもの》とのシナジーで、控えのキャラを2枚ストックに送ることができる。
経験5達成によりパワーが9500になるため、電源登場前は『美夏』を握っていれば割られることはほぼなかった。
レベル置場にも置きたいカードであるため4投。使用する際の注意点は後述する。
・仕事中の臥煙伊豆湖
前のキャラに+500応援しながらアンコールを付与する。《ストブ羽川》の後ろに置ければ盤石。
CXを撃った時にどこかにパワー+1000を振る効果もあり、諸々含めるとシナジー時の《ストブ羽川》のパワーは12000まで伸びる。レベル2としてはかなり信頼できる数字だろう。
レベル2になるまでに1枚握れればいいので2投。
・真剣な面持ち 戦場ヶ原ひたぎ / 蟹に行き遭った少女 戦場ヶ原ひたぎ
《ストブ羽川》で得たリソースの還元先。前者の3ルックで手札を維持しつつ、後者で回復する。
《ショット真宵》の入らないこのデッキでは《真剣な面持ち ひたぎ》は当然詰め手段でもあるし、《蟹》の焼き効果は相手に圧をかけることができる。
レベル3帯で大量展開する上、経験達成のためにレベル置場にも送らないといけない。4枚4枚のフル投入。
・鼻眼鏡
初見殺しのカウンターイベント、控え室からカードを2枚選び山へと戻す。
CXを戻すことでキャンセル率の大幅に上げ、もしキャンセルできなくても次のターンのシナジー発動を期待できる。《ストブ羽川》のお陰で複数回撃てるので3投。
・適当な誤魔化し方 神原駿河
登場時、「経験」持ちのキャラ1体にパワー+2000できる0以下相打ち。
レベル1の《暁》、レベル2の《ストブ羽川》、レベル3の《真剣な面持ち ひたぎ》《蟹》と各レベル帯のメインアタッカーには全て「経験」が付いている。
《ショット真宵》型と違いこのデッキはパワーで相手と勝負していかなければいけないので2投。
【各レベル帯の動き】
・マリガン
レベル0以外を全て切ってOK。
・レベル0
経験6は、レベル1で「赤のレベル3キャラ」or「《ストブ羽川》」、レベル2で先程置けなかった方、レベル3で「赤のレベル1キャラ」を置いて達成させる。
赤のレベル3は8枚(最悪《鼻眼鏡》を加えて11枚)あるので心配要らないのだが、《ストブ羽川》は4枚しか無いため適当にクロックには置かないこと。もし手札で浮いていても、クロックに既に赤レベル3があるならばレベル1に上がるまでクロック2ドローのコストには使わない。
それ以外に特に注意点はなく、通常通り中学生を使って手札を温存しつつ回していく。《オカ研》が2枚しか無いので、手札が悪ければ先行はドローゴーでも良い。
・レベル1
『暁』を《中学生》で使いまわしつつ山を進め、道中で《ストブ羽川》と《臥煙》をガメていく。
レベル2に入ってすぐシナジーを撃てるよう、《暦》もうまく使いつつストックを5枚貯めるのが目標。
・レベル2
集めた《ストブ羽川》と《臥煙》を展開し宝シナジーを撃てるだけ撃っていく。
注意点としては、《ストブ羽川》を出すときは《臥煙》とセットで出すこと(割られるとコンセプトが崩壊する)、CXを撃つときは《ストブ羽川》を2面以上展開してからにすること(いくら『宝』とはいえ握れる回数に限りはあるので多面シナジーしないとストックが足りない)。
面を取り、できた余裕を使って《真剣な面持ちひたぎ》《蟹》を前者優先で集めていく。《一心同体》と《交わす約束》の経験効果が解禁になるので手札は整いやすい。
・レベル3
《真剣な面持ち ひたぎ》の3ルックで《蟹》や《鼻眼鏡》を引き込み、引き続き面を取りながら宝を撃っていく。
ストック捻出のために《ストブ羽川》を最低1面は維持しておきたいが、もう次のターンに詰めに行くと決めたなら《臥煙》のアンコール付与を《真剣な面持ち ひたぎ》に移して良い。
※【総評】
弱体化したとは言っても相対的な話であって、対処法を持たない相手には相当な理不尽を押し付けることができるデッキです。
ストックがバンバン積めるので真宵選抜では味わえないダイナミックなゲームができて楽しい。でももう制限解除していいんじゃない?それか電源をくれ。
【デレマス】キャンディアイランド with 幸子
【使用タイトル】
アイドルマスター シンデレラガールズ(《ホラー大好き 小梅》選抜)
〜賢者の語り〜
クソッ!三村かな子め・・・そんなボディしやがって・・・
それで俺に勝ったつもりか!?ふざけるなッ・・・許さんぞ・・・!!
・・・。
アニメのデレマス2期だが、1期で組んだユニットを越えて他のアイドルと交流することにより、シンデレラプロジェクトの面々が壁にぶつかりながらも成長していく…というストーリー展開になっている。
WSデレマスのブースター2弾はその流れをくんだカードが収録されており、このデッキもかな子&智絵里が幸子のアドバイスを貰いながらインタビューの仕事を成功させる回を元にしたデザイナーズデッキとなる。
ブースター初弾は正直「お話にならない」レベルだったデレマスだが、2弾では環境トップを取った『トライアドプリムス』、相手に倒されることで再び立ち上がるという原作再現が美しい『連パン卯月』、逆圧縮とソウルで理不尽なまでの詰め性能を誇る『クローネ』といった強力なデッキタイプが生み出された。
『キャンディアイランド』はそこには及ばないものの、勝つためにどうしたいかという道筋がしっかり存在する回しがいのあるデッキとなっている。
【コンセプト】
このデッキの詰め手段である《笑顔で前を向いて かな子》だが、登場時回復がない上に詰めの内容も相手のデッキトップを1枚盛るだけと非常に心もとない。
そこで、3ルックを生かして《星に願いを》を引き込みつつ控え回収で準備を整えることによって、相手ターンを生き延びた上で2ターン連続でのCX連動を決めて相手をレベル4へと押し上げることを目標とした。
【レシピ】
【カード解説】
・笑顔で前を向いて かな子
《先輩として、ライバルとして》の対応。登場時の「3ルック」、CXシナジーでアタック時に「控えからキャラを1枚回収」し、「相手のデッキトップに控えのカードを1枚乗せる」という3つの効果を持つ。2面も撃てれば手札は溢れるほどに回復するので、1ターン目のシナジーで後続の《笑顔で前を向いて かな子》や《ホラー大好き 小梅》を集めて、2ターン目のシナジーに備える。
他のレストキャラの枚数分のパンプが付くので、アタックの順番には注意。
最終的に3面並べたいので4投。
・星に願いを
このデッキの1番のキーカード。
相手のアタック時に自分のデッキトップを3枚捲り、CXが見えたら自キャラのパワーを+4000しながらダメージを完全にシャットアウトする。赤のキャラが4枚以上無いと使えないという条件がついた代わりに助太刀の付いた『らしんばん』。
かな子でこのカードを引き込み、面とライフを守り切る事が勝ちへの道筋。
絶対に使いたいので多めに3投。
・笑顔で前を向いて 智絵里
『扉』の対応2種類め。常時レベル1以下相打ちと、CXシナジーで自キャラ2枚に「このターン、リバースしたときレスト状態に戻る」を付与する効果を持つ。
相打ち効果と併用し一方的に相手を割るというデザインなのだろうが、このデッキで真価を発揮するのはレベル3でかな子の隣に並べたとき。パワーに不安が残るかな子をシナジーでサポートする事で、赤のキャラを4枚残し《星に願いを》を撃つための条件と面を確保する。
レベル1帯でのサブプランにもなっているため3投。
・くつろぎタイム かな子
《Heart Voice》対応。パワー5000の『修羅場』は信用度の高いものではないので、無理に多面を狙わなくてよい。稼いだストックで集中を使って手札を増やす。
とは言えレベル1帯でのメインプラン。4投。
・見つからないクローバー 智絵里
いやらしさNo.1のカード。トリガーした《Heart Voice》をそのままコストとして払うことで相手のレベル0キャラを控え室へ送ることができる。相手からしてみると非常に厄介な1枚のはず。
ストックを綺麗にしながら相手の妨害ができる優秀なカードなので、早い段階から後列に配置したい。3投。
・双葉 杏
ブースター初弾より、山札5枚以下で早出しができる回復持ち。
これのおかげで「キャンディアイランド」という体裁を保てた。パワーも自身の効果だけで11000まで伸びる普通に優秀なカード。3投。
・気合の入った?かな子 / 緊張しすぎ 智絵里
『ガッツンダー』と『比例応援』。あまり使用の機会はないが、イラストが揃っていていい感じなので1投ずつ。
・KBYD散歩 幸子
場が4枚埋まっていると早出しできるレベル2で、互いのアタックフェイズ開始時点でストブが控室に落ちているとパワーが8500まで上がる(つまりアタックの最中にリフレッシュを挟んでもそのターンはパワーは維持される)。
レベル1帯のパワーが低すぎる事と原作再現を考えて採用した。3投。
・小早川 紗枝
紗枝はんはアニメ中では幸子・友紀と共に「KBYD(カワイイ僕と野球どすえ)チーム」というユニットを組んでいる。
せっかくのパワーが高い『幸子』を守るため採用。1投。
・島村 卯月
パワー3500の正面移動はレベル0としては非常に信頼度が高いため、アタッカー役を一任して他の枠は全てシステムに回した。4投。
・三村 かな子
《笑顔で前を向いて 智絵里》のCXシナジーや後述の《希望の光 プロデューサー》は、効果の発動コストとして「スタンドしているキャラを1体レストする」事を要求しているため、集中は単レストでないといけない。
後ろに1枚常駐させる。3投。
・ホラー大好き 小梅
デレマスの誇る最強カードの一角。ノーコストでCXを探しに行くと同時に山削りとしても機能する。
2種類のCXをフル活用するこのデッキには無くてはならない存在。文句なし4投。
・最高のチーム みく
『収録中』に加え、自身のアタックによるダメージがキャンセルされた時にストックに飛ぶ効果を持つ。
《小梅》のおかげで活躍の場面が多く、効果でストックに埋まってしまう可能性も高いため2投。
・希望の光 プロデューサー
登場時に山のCXと控室のCXを入れ替える効果を持つ。
《小梅》で引き込みたいCXを山に戻すもよし、手札を増やしたいならトリガーを期待して『扉』を補充するもよし、残りの山が少ないなら『ストブ』を戻してトリガーして《応援智絵里》で妨害しつつCX8枚でリフレッシュするもよし。
2種対応CXが2種類というこのデッキではかなり面白い動きができる。2投。
・普通の女の子 卯月
ゲームの終盤になり、《笑顔で前を向いて かな子》の対応を求めて《小梅》や《みく》を使いまわしながら山を掘っていく際、《集中かな子》だけだとデッキが回らなくなってしまう場合がある。《集中卯月》を採用することで、場に出た《小梅》や《みく》をレストコストにし更に山を掘っていくことが可能になる。
用途がピンポイントなので1投。自身効果でパワーが3000となるのでレベル0ではアタッカーにもなる。
【各レベル帯での動き】
・マリガン
素直にレベル0以外を全て切る。
・レベル0
レベル0卯月の遅延性能が非常に優秀なので、相手の正面に立ちはだかりながら一方的に割っていく。
合間に小梅を挟んでストブを引き入れ、レベル1でのシナジーの準備をする。
・レベル1
かな子のシナジーを撃ち手札を確保する。パワーが足りないため無理に多面は狙わなくてよい。残りは集中で補いながら、幸子も登場させて面を取っていく。
・レベル2
レベル1の延長をしながらレベル3の準備をする。レベル3に上がってからかな子のシナジーを決められれば手札は回復するので、多少のディスアドは我慢しながらパンチ数だけは確保したい。
チャンスが有れば幸子に《星に願いを》を撃って戦線を維持。
・レベル3
《笑顔で前を向いて かな子》2面+《笑顔で前を向いて 智絵里》の盤面から《扉》を撃って2種のシナジーを発動させ、少なくとも《笑顔で前を向いて かな子》2面を残しつつ相手へターンを回す。
返しの相手の攻撃は《星に願いを》で耐えつつ、次のターンも《笑顔で前を向いて かな子》で拾っておいた後続のかな子や小梅を駆使しつつ再び対応を引き込み3面シナジーを決めて詰める。
【※総評】
熱の入った解説からも分かるように自分はデレマスPなのですが、自分の好きなキャラクターでオリジナリティのある勝ち方を持つデッキを1から組んだということで、この50枚には結構思い入れがあります。
ちょっと環境デッキと戦うにはパワー不足って感じですが、もし初心者とやる機会とかあったらこのデッキ使いたいです。みんなもヴァイスシュヴァルツ、やろう!!