【サマポケ】 デッキ採掘宝チョイス
【使用タイトル】
Summer Pockets(Reflection Blue追加後)
【コンセプト】
カードショップ適当に買ったパックから《”夏の思い出” 識》が出てきたため、それを採用したデッキを組もうというところからスタート。
レベル3までの道中には安定と継戦能力を重視して、《宝対応鴎》&《蔵で見つけた写真》周りのギミックを採用しデッキを作成。
実戦で使用したところかなり安定性はあったが詰めの殺意に欠けていたため、レベル0の枚数を減らしてドラを増やし、《武蔵》や《静久》ギミックを搭載して完成とした。
【デッキレシピ】
デッキ名 「宝チョイス改」 |DECK LOG(デッキログ)
https://decklog.bushiroad.com/view/9HV7 #デッキログ #WS
【カード紹介】
・コンセプトカード
《夏の思い出 ”識”》のCXシナジーは、アタック時にコスト①を支払うことで自身のバトルダメージを1点刻みで与えることができるという効果。多少のCXであれば貫通しながら打点を与えられるような非常に高い決定力を持つ。
コストが軽いことに加え登場時にXルックも持っているため、自身で対応を探しに行くこともできる優秀な詰めカード。しかしながらその代償として「素のソウルが1しかない」「アタック宣言時のソウルが4以上だと効果が発動できない」というデメリットを背負っている。
そのデメリットを他のカードでカバーしながら詰め切るのがこのデッキのゴール。
《”鬼の仲間入り” 識》は《”夏の思い出” 識》のデザイナーズのサポートカード。レベル応援に加え、CXフェイズの始めに《”夏の思い出” 識》を2枚まで指定してソウルを1上昇させるという効果を持つ。
このカードとCXを合わせて、縛りの中の最高打点である1x3を2面まで作ることが可能となる。この2面と、状況に合わせて+1枚の サブプランカードを出して3-0以降から相手を詰めに向かう。
・レベル3サブアタッカー
《”ひまわり畑” しろは》はCX1枚を控え室に残して相手の山を再形成する逆圧縮。「登場時に”夏の思い出”ネームが居ないと発動できない」「登場時に追加②コスト」という卒倒しそうな発動条件を持っている。早出し回復持ってるからってコスト重すぎない?
とは言え他のカードではこなせない役割を持っているため採用。
《”夏の思い出” しろは》はいわゆる『武蔵』。シナジー無しで詰めを行えるこのカードにより、最悪CXを引き込めなかったといった場面でも対応できる。
・早出しストックヒール
レベル2で出せる最高打点。
そこまでストックに余裕がないデッキでもないし、ただヒールしたいだけであれば《逆圧縮しろは》でも可能なので、枚数はピン挿しに留めている。
・うまぶりカード
裏コンセプト。
普通に使うとどうしようもない効果だが、《夏の思い出 ”識”》のサポートに使うとワンチャン1x2点を生み出すことが出来るカードに化ける。
《夏の思い出 ”識”》は発動条件にソウル3以下という縛りこそあれ、一度発動した後ならトリガーチェックでソウルが4以上になっても効果がキャンセルされることはない。
最終局面、Xルックや集中を使って山を掘り進め、山が極限まで薄くなったところで登場させてソウルアイコン持ちを山に戻し、《レベル3 識》の1点刻みのダメージを増やしに行くのがこのカードの役割。
自身のソウルも効果で2になるため、効果使用後の《逆圧縮しろは》を圧殺しながら登場させてそのまま山に戻すといったプレイングもあり。
・レベル1 宝対応周り
《レベル3 識》による詰めは効果の性質上ロングシュートには不向きなため、レベル3までの道中でダメージレースに負けていると逆転が難しい。
そのため、継続的にCXを張り続けてクロックで優位に立てる宝を選択した。
《”いつも見ていた夢” 鴎》のCXシナジーは、アタック時にデッキトップを2枚捲り、うち1枚を相手に選ばせて手札に加えるという効果(CXは選べない)。
自分でカードを選べないという弱みはあるが、CXなしで6500とパワーも高い。またシナジーでは相手のリバースの有無に関わらず手札は増えるため、助太刀を恐れず積極的に相手を踏みに行くようなアタックを仕掛けることが出来る。
またこのデッキは、CXシナジーを最大限に生かすためレベル0アタッカーや2枚目以降が不要なシステムカードを可能な限り減らして「捲れた2枚がどちらも強い」ような構築を目指している。
その分レベル0帯は貧弱なため、《”働き者のメイドさん” 鴎》を使ってクロックを加速させながら駆け抜けて、同時に対応をかき集める。
・《蔵で見つけた写真》周り
《蔵で見つけた写真》はクロックのキャラを回収するイベントだが、ハンド絆元の《”私にはできなかった事” ツムギ》がクロックと控え室のカードを入れ替える効果を持っているため、実質の回収範囲は控え・クロック全体となる。
そのほか枚数が少ない黄色を発生させにいったり、不要なハンドを処理したりと役割の多いパワーカードである。
1帯のサブアタッカーとして、《蔵》が思い出に飛んでいると相手をリバースさせたときにストブができる《”二人でつくる歌詞” 紬》を採用した。
・《たどり着いた手紙》
手札1枚をストック1~2枚に変換するカード。
8宝とは違い、引いたそばから即撃ちして強いようなカードではない。トップを確認した上で綺麗なストックを作ったり、山を削りにいったりという明確な目的を持って発動させる。
もしCXが捲れてストックに飛んだ場合には、コストを使って極力山に戻すようにする(レベル3の詰めの場面で山削りや逆圧縮のコスト生成に使うことがあるため)。
・集中
2レスト控え集中。
メインフェイズ始めに山のトップを操作する効果が非常に強力で、そのカードによって《蔵で見つけた写真》でクロックに送り込むか、《たどりついた手紙》でストックに埋めるか、CXを残してトリガー/集中をヒットさせるか、控えに送るか…と最適な択を選ぶことが出来る。
同タイトルに『登場時にトップ操作ができる単レスト控え集中(赤色)』があるが、体感としてレストコストに困ることはなく、毎ターンのトップチェックに圧倒的に軍配が上がるためこちらを採用。
・レベル0相討ち
レベル0で相手を割ることが出来る唯一のカード(相討ちだけど)。
登場時のトップチェックを目当てにして採用。そのほか《蔵の絆元》でクロックに埋めて黄色を発生させる要員にもなる。
・ピン挿しのシステムカード
登場時トップチェック、《収録中》、《朝礼》。
《メイド鴎》のサーチ対象が”海賊”特徴なので、そこに幅を持たせるために1枚ずつ採用している。
【各レベル帯の動き】
・マリガン
移動や高パワーのアタッカーを採用していないこのデッキの0帯において、手札を維持する手段は《メイド鴎》のみ。初手にない場合は可能な限りマリガンで手札を入れ替える。
キープするカードの目安は《メイド鴎》/《相討ち》は引いた分だけ、《集中》/宝は2枚まで、《蔵 絆元》は1枚まで、あとはピン挿しのシステムカード。他はすべて切っていい。
・レベル0
《メイド鴎》で同名サーチを繰り返して、レベル1に上がったタイミングでサーチ先を《宝対応の鴎》に切り替える。
レベル1に上がったターンに《蔵》から入ることも考えて、《相討ち》や要らないレベル0を使って1回殴り、ストックを最低1枚は貯めておく。
《集中》のトップ操作は使う回数が多いほど強いので、引いたら最速で場に出しておく。
・レベル1
《メイド鴎》で集めた《宝対応の鴎》で可能な限り殴る…と言いたいところだが、いくつかポイントがある。
まず、レベル1に上がったターンは無理して宝を撃つ必要はない。CX込みで《宝対応の鴎》のパワーは7500あるのに対し、《ストブ紬》のパワーは《蔵》込みでも5500しかない。
レベル0帯ではパワーで負け続けた分、相手の場には踏みやすい低パワーのレベル0が残っているはずなので、リバース要求のある《ストブ紬》を優先して登場させたほうが良い。《宝対応》は相手の高パワーのレベル1が出たターンからでも遅くない。
山を2枚しか削れない《宝対応鴎》ではリフレッシュの速度にそこまで影響は大きくないため、雑に並べてシナジーを撃つのではなく、しっかりと相手を踏むために使う。
また、好きなカードを回収できる《蔵》は確かに便利だが、レベル1帯で使い過ぎないようにして、多くても2枚に留める。
レベル2帯に入ってから詰めのための足りない必要パーツを集めたいというのもあるが、《蔵》が思い出に飛んで枚数が減るごとに《絆元》のパワーが下がる(ハンド交換の効果が腐る)というのも理由の1つ。
・レベル2
盤面としてはレベル1の延長で、宝対応を撃ちながらダメージレースをトントン以上で進めていく。ストックやハンドに余裕があればヒールを早出ししてもいいが、レベル3でのリソースを喰ってまでやる必要はない。
それと同時に《蔵》や集中を使ってレベル3の準備をする。目標は詰めの最低条件である《レベル3 識》x2枚と《レベル応援 識》x1枚。
また《たどりついた手紙》はリフレッシュ前に使用して山に戻し、《レベル3識》で引き込める確率を上げておく。
・レベル3
このデッキの本番。相手の控え室の状態を見て《逆圧縮》《武蔵》のどちらを添えるかを決めて、《レベル3識》と《蔵》で必要パーツを揃えていく。
それと同時に、各カードの削り枚数を意識しながらデッキを可能な限り薄くしていく。
《レベル3識》:X枚
《たどりついた手紙》:4枚
《集中》:4枚
《蔵》:1枚
目標は山を残り1枚まで削ってからの《静久》によるドラ盛り。成功すれば『1x4 + 1x3 + 武蔵』もしくは『逆圧縮→ 1x4 + 1x3 + 3』までが確定する。
【総評】
このデッキにおける詰めカードの 《”夏の思い出” 識》が、「3面並べて3面シナジーが最善だが、ストック/手札コストを用意するのが困難」というカードではなく、状況に合わせて最適な盤面を作り出さなければいけないというところが面白い。
道中は宝と《蔵》で安定した立ち回りができるし、オリジナリティも織り交ぜながら気持ちのいい詰めが行える良いデッキに仕上がったと思う。