【グリザイア】 ブラクラリンク

【使用タイトル】

グリザイアの果実(Vol.2追加後)

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迷宮以降、バトルものに移行して面食らってしまった



 

【コンセプト】

 グリザイアVol.2の目玉と言えば、貼ったり捲ったりしたCXを別のCXへ書き換える「リンク」効果だが、効果の発動のための制約、色条件、対象のCXの偏り(扉1種、電源2種、門1種、宝1種、袋1種)から、実際には電源メインの赤t青くらいしか見かけるデッキがない。

 

 今回はリンクの可能性を探るべく、安定よりギミックを重視したリンクデッキを考えてみた。

 

 

【デッキレシピ】

f:id:dulnear:20211010215021p:plainデッキ名 「②トレジャーリンク」 |DECK LOG(デッキログ)

https://decklog.bushiroad.com/view/F304

 

 

 

【ギミック紹介】

・ギミックその1:リンクによる宝シナジーの連打

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 まず、そもそもリンクというシステムがどのようなものかを説明する。

 発動の条件は上記の2種のカードを両方思い出に飛ばすことで、得られる効果は下記の2つ。

 

[効果①]

 自分が「ブランエールの種」テキストを持ったCXを発動したとき、控え室に2種類以上CXが落ちていたら、コスト①を支払うことで、別の「ブランエールの種」テキストを持ったCXの名称を追加することが出来る。

[効果②]

 自分がCXをトリガーしたとき、コスト①手札①を支払うことで、控え室にある別の「ブランエールの種」テキストのCXをデッキトップに置き、再度トリガーチェックを行う。

 

[効果①]を使えば、異なるCXシナジーを複数同時に発動できるし、[効果②]を使えば、その時々に合ったトリガー効果を適用できるということになる。

 

 今回着目したのは[効果②]。トリガーしたCXを宝に書き換えることで、ただでさえ高い宝シナジーの再現性を更に上昇させ、しかも書き換え元のCXが扉だった場合には対応のキャラも回収できるのでは?と思いついた。

 

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 そこで、レベル1のCXシナジーアタッカーには《薄暮の誓い 蒔菜》を起用。

 扉で蒔菜を、リンクで宝を手札に加えながら、リバース要求のないシナジーを連打して打点と手札を確保していくことを道中のメインプランとした。

 

 

・ギミックその2:幸によるイベントサーチ・連打

  相方は扉…ということであれば、レベル3の詰めは扉シナジーで、なおかつブランエールの種テキストを持った扉がいいだろう。

 

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 しかしながら見てわかるように扉シナジーは上記の通り。回復・ソウル減のテキストを持っていながらコストとして手札①を要求しており、多面・持続が難しい効果となっている。

 CX4枚を割くには微妙だと感じたため、レベル3では別のプランを用意することにした。

 

 それが《楽園を目指す少女 幸》によるブラクラのサーチと連打である。

 

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 《幸》は登場時に手札を1枚ストックに置いて山からイベントをサーチできる。コストを確保しながら手札を減らさずイベントを持ってこれるこのカードで面白いことが出来ないかと探した結果、たどり着いたのが《ブラクラ》。

 

 《ブラクラ》は相手をリバースさせたときに1点バーンを与える効果を自キャラに付与するイベント。《幸》はイベントを使ったターンにレベル3相討ちの効果を得るため、《ブラクラ》とも噛み合っている。

 

 《蒔菜》のCXシナジーはイベントでも手札に加えられるため、道中と《幸》の効果で《ブラクラ》を集めて、細かいバーンダメージを重ねて与えることを詰め手段とした。

 

 こうなってくると《ブラクラ》の追加効果も狙ってみたい。扉シナジーを無理して採用する意味もなくなったため、『控え室に異なるCXが4種』を達成できるよう、扉は複数種を散らして採用した。

 

 「リンク効果を使う上で問題になるのでは?」と思われるかもしれないが、実はリンクの[効果②]は書き換え先にはブランエールの種テキストの制約があるが、書き換え元に制約はない。

 

 どうせリンク効果で拾えるので宝は3枚に抑え、扉はめいいっぱい1枚x3種採用、残った2枚はリンクを考えブランエールの種テキストを持った門と袋で埋めた。

 

【その他カード紹介】

・《楽園を目指す少女 天音》

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 リンク[効果①]使用前提だが、レベル3のCXシナジーによる詰め要員。登場時の3ルックによってイベントを探しに行きながら山を削って控え室を肥やせるのが優秀。

 シナジーもストックが要らないため、《ブラクラ》でストックを使いきっても発動できる点が助かる。

 

 

・オカ研と集中

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 道中の宝シナジー連打を補助するため、控え回収のオカ研と控え集中を採用している。どちらも緑なのが相性よし。

 

・《手がかりを求め 由美子》

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 ヒットしたら山を5枚だけ残して残りを全て控え室に送る集中。《ブラクラ》の補助として入れているが、登場①、発動①とそれなりに重たいコストを要求される。

 ストックも手札も余るデッキではないため実用性があるわけではないが、それを言い出したらそもそもデッキコンセプト自体が実用性が無いため、華やかさと賑やかしに採用。

 

 もっと強さを求めるなら、ワンチャンCXシナジーも狙える《楽園を目指す少女 みちる》《楽園を目指す少女 一姫》や、Xルック持ちの《イルカと水着 蒔菜》あたりが候補か。

 

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【総評】

 CX5種採用という無茶をしているためネタっぽく見えるが、トリガーしたCXをリンクで宝に書き換えるというプラン自体は、ストックを綺麗に積んでいくという意味でも悪くないはず。

 扉のほか、手札とストックの選択ができるチョイスなども相性がいいかもしれない。リンクにはまだまだ考察の余地があるはずなので、また面白そうなギミックを思いついたら組んでみる予定。