【グリザイア】門扉デッキ
使用タイトル
コンセプト
先行公開で強いカードが多く見えており、ワクワクしながら発売当日に扉チョイス採用の赤青黄デッキを組んでみたところ非常に弱く(悪いのはデッキじゃない。悪いのは…俺!!)、チョイスを門に変えて赤青の2色デッキとした。
各カードの噛み合いも良く、最終的にはかなりお気に入りのデッキになった。チョイスはどこかで使うから許してくれ。
余談だがグリザイアシリーズは俺が初めて買ったPCアダルトゲーム。
買い物に同行した友人のJ君が『2本め半額』の張り紙を見て
「やったなダルニア!2本め半額だって!!おめ!!」
と言いながら俺の手にゲームを3本積み上げた出来事が今でも忘れられない。
デッキレシピ
CX対応カード
・愛されメイド 幸
対応を撃った時点でアドを確定させる、場を埋めれば常時パワー6000になる非常に強力なカード。
扉対応でイベントを手札に引き入れるカードと言えば、バンドリの《クリスマス》や《ゴブリンスレイヤー》があるが、返しもパワーが高く面を維持しやすい点が前者と、《さっちんクッキング》が控え回収であるため割られても再展開がしやすい点が後者と異なっている印象。
そこで、このデッキはレベル3に上がるまでひたすら《メイド幸》で戦うという考えでカード選択を行っている。
・Je vous suis attaché 由美子
読み方が分からん。《門対応由美子》でいいやろ。
ストック効率が凄まじく、ストック4の状態から3面展開3点回復しつつシナジーを発動することができる。その分手札消費が激しいが、そこを《メイド幸》の対応を撃ち続けることで確保。
アタック時に1点バーンか『光景』を選択できるCXシナジーは腐ることなく非常に使いやすい。
各カード解説
・愛しさを抱いて 天音
このデッキにはバニラサイズを超えるレベル0は無いが、レベル1に入って《メイド幸》をしっかり展開できればそれまでのディスアドは取り返せる。
デッキを掘りつつパーツを集める要員として3投。できればレベル置場に置きたい。
・名実ともに天才 一姫
《メイド幸》を展開している局面ではパワーを下げないために出すことはあまりないが、それでも思い出に飛ぶ『中学生』というだけで価値は十二分。
色条件に使うことも考えて4投。
・懺悔の果実 由美子
レベル1以降は応援のついている控え集中の《文武両道な優等生 幸》を常駐させるので集中には困らないのだが、トップチェック及び色条件の役割も持っているので3投。
・鋭意制作中! 蒔菜
アタックのときにトップ2枚を見て好きな方をトリガーにできるため、場面によってCXを捲ってアドバンテージを得る事も、綺麗なストックを作る事もできる。
山札の公開は強制だが手札に戻す効果は任意なので、レベル1以降では《メイド幸》のパワーを維持するため場に置き去りにすることもある。
強いカードではあるが、色が合わない事と手札が余るデッキである事を考え2投。
・別れと約束 一姫
回復効果に対して追加のハンドコストを与えるメタカード。《門対応の由美子》はクロックをストックに送る効果なので、こちら側にデメリットは無い。
効く相手には効果を重ねたいが3枚は行き過ぎなので2投。
・各種システムカード
『デッキトップ操作+収録中』、『CXを探しにいけるストックを使わない3ルック』、『デッキトップ操作+CX交換』。
どれも強いカードだが、《さっちんクッキング》によってレベル0のキャラクターは非常に拾いやすい。1投で十分役割を果たせる。
・文武両道な優等生 幸
《メイド幸》での継戦をコンセプトにしているため、レベル1以降では必ず後列に置きたい。2投。
・“市ヶ谷”JB
《メイド幸》を維持すると言っているのに入れないのは嘘。1投。
・幼少期の思い出 幸
アタック時に控えのイベントx1500のパワーを振ることのできるレベル2以下相殺。
《メイド幸》で勝てないキャラとの戦闘は全てこのカードに一任しており、そこそこ登場の機会があるため安定を取って2投。
・過去からの告白 幸
全体1000応援と3000助太刀を兼ねたカード。最近こういうカード多い気がする。《メイド幸》のパワー上昇値を大きくするため比例応援ではなくこちらを採用した。
用途が2種あるのでそれに合わせて2投。
・ずっとあなたと 天音&雄二 / 斜陽差す放課 幸
詰めに行かず、一旦相手にターンを回すときに使うカードとして採用した。
《天音&雄二》で出したレベル3キャラに《斜陽差す放課 幸》のアタック時のパンプを重ねた13500(+応援)がCXなしで出せるこのデッキの最大打点。
このパワーで相手を踏みつつ《斜陽差す放課 幸》でサーチした《チャーリー》or《振り向けば幸がいる》を構えるのがレベル3での耐えムーブとなる。
登場コストを踏み倒す《天音&雄二》の効果が個人的に好きなので2投ずつ。
・チャーリー / 振り向けば幸がいる
《斜陽差す放課 幸》からのサーチ先として。初めは《幸がいる》を2枚にしていたが、ストックが足りなかったり面が取れなかったりで機能しない場合も多かったので1枚を《チャーリー》に散らした。
回復に使った《門対応の由美子》に撃つことで次のターンの3面シナジーを狙いたい。
各レベル帯の動き
・マリガン
基本はレベル0以外を全部切る。余裕があれば《さっちんクッキング》は1枚なら残していい。《メイド幸》の対応の扉も2枚ある時以外は切る(相方が門のため)。
・レベル0
レベル1で《メイド幸》の対応を決められれば面と手札は回復するので、パーツを集めることを最優先に進める。
ただし、思い出に飛んで《メイド幸》のパワー減少の原因になる『回復メタ』と『中学生』は、レベル0のうちに使ってしまわないと登場の機会を失うので注意。
また、手札に来た『門』はクロックに置かずに出来れば『3ルック天音』のコストで控え室に置きたい(門を捲ったとき無駄になってしまうため。また、最悪手札に持ったままになってしまっても、《さっちんクッキング》のおかげで『収録中』が握りやすいため処理は容易)。
・レベル1
《メイド幸》を多面展開、後ろに『控え集中』を置いて引いた分だけ『扉』を打ち続ける。余裕ができたら2種の助太刀を回収し相手ターンとレベル2に備える。
・レベル2
《幼少期の思い出 幸》と『1000応援』が解禁される。
《メイド幸》が負け続けている場合にはここで盤面を返すことになるが、相手がある程度綺麗なストックを積んでしまっているならチャンプしてそのままストックを溜めさせ『光景』を通すことを考えても良い。
・レベル3
《門対応の由美子》3面による詰めを狙う。そこに至るまでターンを回すのか、回すならリバース避けの『中学生』を配置するのか、《チャーリー》《幸がいる》どちらを引き込むのかなど臨機応変に対応する。
※総評
山を2枚削り、必ず何か回収できるがレベルに制約のある《さっちんクッキング》、当たるかわからないが回収対象に限りのない集中、各種トップチェックカード・・・それぞれをどの順番で組み合わせて発動させるか、まるで将棋だな
安定してる割には考えることも多くて楽しいデッキになりました。次はみちる軸で組みたい。
【物語】真宵バーン二式
※《》は固有のカード名もしくはそこからキャラクター名を削った略称、
『』はその効果群を持つカードの通称(『暁』、『美夏』など)に使用しています。
使用タイトル
コンセプト
しろくろフェスのトリオに出るにあたって調整したデッキ。2種のバーン持ち真宵を採用。
物語は派手なCXシナジーが無い代わりに器用なシステムカードで立ち回り、最後にショットで詰める・・・という堅実さが売り。しかし、それは裏を返せば一度負けムードになると捲るのが難しいということでもある。
大会ではエンジョイ勢の自分より知識・プレイング共に格上の相手ばかりだろうと予想されたので、安定を削って打点のブレの大きさ・初見殺しに枠を割きワンチャンを狙えるようにした。
レシピ
要解説カード
・“最後”まで笑顔 八九寺真宵
使い捨てというデメリットの代わりに登場時回復とどこかにソウル+1/ショット1を付与する効果を得た、激烈パワーカードにして詰めのメインプラン。このカードによってストック2枚がそのままダメージ1点に直結する。
《交わす約束》や山越し集中で1ターンに5回以上起動することも。4投以外選択肢なし。
・いつもの別れ 八九寺真宵
このデッキの影の主役。打点のブレの大きさと初見殺しはこのカードが担当。
ストック1/手札1で5ダメージという燃費の良いCXシナジー効果を持っている。打点の大きな追加パンチは前述の《“最後”まで笑顔》と相性がいい。アタック宣言時にバーンが発生するため『椎名』や『らしんばん』を避けることが可能。
必ず使うわけではないので2投、対応CXの《かみましたっ!》は3投。必要なときには《happy bite》も使って手札に引き入れる。
・目覚めの儀式 / 最後の報告 貝木泥舟
《目覚めの儀式》は互いに強制リフレッシュを行う効果で、そこに《最後の報告》を挟むことで相手の山から1枚CXを引っこ抜くことができる。
大きな打点を叩き込む際のサポートにも、リフレッシュペナルティを避けながら自分の山を積み直すときにも使う役割の大きなカード。どちらも2投だが、《目覚めの儀式》は素引きor《かみましたっ!》の追加ドローしか引き込む手段がないので、握ったらマリガン以外では絶対に離さない。
・激情的な性格 阿良々木月火
《つきひフェニックス》とのCXシナジーでストック1で相手の前列レベル2以下を割る効果に加え、素でもレベル2以下の相殺効果を持っている。
このデッキのレベル1はパワー5000の『暁』とレベル1相殺しか無いため、電源でレベル2を生やされた場合などは全く歯が立たない。その際はこのカードで一気に2面を割って盤面を崩す。
用途がピンポイントなので1投、対応の扉は4投。《真剣な面持ち 戦場ヶ原ひたぎ》が入っていない関係で《ある冬の日》に枠を割かなくていい。
各レベル帯の動き
・マリガン
基本的にはレベル0以外を切る形を取る。ただし《中学生》や《総合的な幸せ》等が十分見えて複数ターン回せそうなら《かみましたっ!》と《目覚めの儀式》も握っておいてよい。
また、《蟹》が3枚以上見えたときには経験達成のため1枚残す。
・レベル0
このデッキはレベル1になってもアドを確保できるようなシナジーは無いため、手札を減らさないようターンを回す。
パワーもあり手札も減らない《中学生》は便利だが、バウンスすべき対象は適当なレベル0ではなく強力な登場時効果を持つ『暁』である。
先上がりしながら《新学期》を敷き詰められそうな場合は別だが、レベル1までに1枚は《中学生》を手札に残しておきたい。『オカ研』を使ってサーチしながら2枚同時に出し、片方でもう片方をバウンスするプレイを心がける。
・レベル1
『暁』を《中学生》で使い回しながらデッキを掘りリフレッシュを狙う。パワーでは勝てないため、できれば置き相殺で面を確保したい。
リバース要求のCXシナジーは《中学生》及び《真剣な面持ち 阿良々木暦》で避けられるため、相手を見つつ臨機応変に動く。
《新学期》の手札に戻る効果は常時あるが、相殺効果は他に怪異が2枚以上無いと発動できないので注意(《真剣な面持ち 阿良々木暦》をストックに飛ばし、『暁』を《中学生》で逃がす等すると発生する)。
・レベル2
《一心同体のパートナー》《交わす約束》の経験が解禁となるので、効果を使いながら《“最後”まで笑顔》を集めていく。
高パワー、高レベルのキャラに対しては《激情的な性格》《真宵さん》で対抗可能だが、そこで盤面を崩しに行くかストックを残して《“最後”まで笑顔》の回数を増やしたいかはしっかりと考えなければいけない。
・レベル3
《蟹》と《主従関係》の回復で一旦ターンを回すことは基本的に無く、溜まったストックは全て《“最後”まで笑顔》に突っ込んで詰める。
ダメージが足りなさそうな場合は《いつもの別れ》にストックを割き打点を伸ばす。
※最後に
シンデレラガールズと環境トップを競い合ったのが2016年。しかしながら中学生やレベ3の真宵など強力な固有カードも多く、現代でもしっかり戦えるタイトルだと思います。4積みしてる蟹ひたぎなんて9年前のカードです。すごくないですか?
電源さえ追加されれば間違いなく環境トップになれると思うんですが・・・電源、はよ。